一、食糧人道支援は一刻も早く再開すべきです。
二、経済制裁の発動はすべきではありません。
一つ目は食糧人道支援は北朝鮮政府だけでなく国連機関との約束でもあり、小泉首相も言及したとおりアメリカも行っている、政治交渉とは切り離した人道的行為です。 そして外務省自体が現地に赴き、その有効性を確認したはずです。
二つ目は船舶寄港や送金の禁止はNGOの支援や日本に住む朝鮮半島出身の家族の絆を断ちきる行為だからです。
私も北朝鮮政府の行為には大きな憤りを持つ一人ですが、だからといってそこに住む弱い立場にある人たちにより大きな打撃を与えるこれらの施策は支持出来ません。
変化の可能性はその地に住む人びとによってもたらされると考えます。その数が多いほど可能性が広がるはずです。食糧人道支援の凍結、経済制裁の発動は、日本自らその可能性を潰すように思えてならないのです。
確かに困難な国との交渉ですが、日本は人道国家である筋を通し、諸外国との交渉に手腕をふるうことで問題の解決を目指して頂くことを要望します。
同人漫画書きとしては、意見の、そして考えの多様性を破壊するニオイには どうしても敏感になってしまう。
世界の全ての人びとがそれぞれの考えを持っている。 それが問題解決の可能性と繋がるはずだ。 それを、政府と同一視したような、これらの施策には『違うんじゃない？』と思う。